嘉手納町議会 > 2001-03-08 >
03月08日-03号
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  • "予防接種"(/)
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  1. 嘉手納町議会 2001-03-08
    03月08日-03号


    取得元: 嘉手納町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    平成13年  3月 定例会(第4回)          平成13年第4回嘉手納町議会定例会 会議録第3号          平成13年3月8日(木)午前10時00分 開議出席議員は次のとおりである。    2番 當山 均君     3番 島袋 斉君    4番 福地 勉君     5番 伊礼要誠君    6番 山入端立正君    7番 仲本博重君    8番 知念 隆君     9番 伊波義勝君    10番 山田政市君     11番 金城利幸君    12番 奥間常明君     13番 中川京貴君    14番 金城 明君     15番 伊礼政吉君    16番 比嘉健雄君     17番 田崎博美君    18番 田仲康栄君     19番 田場盛文君    20番 稲嶺盛貞君欠席議員は次のとおりである。    1番 石嶺邦雄君職務のため本会議に出席した事務局職員は次のとおりである。    事務局長      平良専市君   主任主事      喜瀬眞一君    議事係長      古謝政則君地方自治法第121条の規定による出席者は次のとおりである。    町長        宮城篤実君   助役        山口榮三郎君    収入役       高嶺政助君   教育長       伊波勝雄君    総務部長      塩川勇吉君   福祉部長      奥間清次君    建設部長      徳里 実君   教育部長      兼村憲諦君    プロジェクト未来部長        調整監       下地朝一君              照屋高一君    企画財政課長    饒波 健君   総務課長      古謝義光君    税務課長      平安名栄信君  基地渉外課長    新垣榮幸君    保険年金課長    吉浜朝保君   町民福祉課長    比嘉政子君    予防環境課長    仲宗根敏明君  都市建設課長    金城良市君    産業振興課長    知念光弘君   マルチメディア推進課長                                神山吉朗君    再開発推進課長   濱元朝彦君   水道課長      徳里政一郎君    消防長       徳里政輝君   学校教育課長    照喜名朝則君    生涯学習課長    渡久地通昭君本会議に付した事件は次のとおりである。  日程第1       会議録署名議員の指名  日程第2       平成13年度施政方針  日程第3 議案第43号 平成13年度嘉手納町一般会計予算について  日程第4 議案第32号 嘉手納町給与支給条例の一部を改正する条例について  日程第5 議案第33号 嘉手納町営体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について  日程第6 議案第35号 嘉手納町青少年センター設置条例の一部を改正する条例について  日程第7 議案第36号 嘉手納勤労者体育センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について  日程第8 議案第37号 嘉手納町営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例について  日程第9 議案第34号 嘉手納町立幼稚園入園料及び保育料徴収条例の一部を改正する条例について ○議長(稲嶺盛貞君)  これから本日の会議を開きます。 日程第1 「会議録署名議員の指名」を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第120条の規定によって、7番 仲本博重君、8番 知念 隆君を指名します。 日程第2 「平成13年度施政方針について」を議題とします。 町長の施政方針を求めます。 ◎町長(宮城篤実君)  1.はじめに 21世紀の幕開けとともに告示された嘉手納町第14期議会議員選挙に立候補し、直ちに当選を確定されました皆さま、御当選誠におめでとうございます。町民は、新しい世紀の節目に議員各位の御活躍を大いに注目し、期待しているものと考えます。 気鋭の新議員を迎え、6日に開会された3月定例議会は、平成13年度の町政運営の基本となる「一般会計」「水道事業会計」予算案と「国民健康保険」「老人保健」「介護保険」「下水道事業」の4つの特別会計予算案をはじめ諸議案を提出し、御審議していただくことになっております。 本年度の一般会計予算案は、前年度に引き続き当初で85億円余を計上いたしました。この大型予算の編成は、「沖縄米軍基地所在市町村活性化特別事業」が主な要因となっております。一連のプロジェクトは、平成8年度を起点に長期間にわたる周到な準備期間を経ていよいよ浮上してきました。 「ひと、未来かがやく交流のまち かでな」は21世紀における我が町の将来像です。町に新たな活力を生み出すためには、既存産業の一層の活性化を進めながらも、限られた町域の中で展開、推進可能な新しい産業の創設、振興が求められております。次の時代を担う若者が夢と希望を持ってこの町に定着し、すべての人々が自信と誇りを持ち、落ち着いてくらしていける町づくりが課題となります。 活性化事業メインプロジェクトとして進められているタウンセンター開発は、3年間にわたり、各権利者と共に再開発事業に関する勉強会や土地、建物調査などを実施して、本事業に対する理解を深めてまいりました。さらに権利者の個別訪問を繰り返し行いながら再開発事業に対する個別意向を集約し、意向調査を反映した施設計画案及び公共施設などの各施設計画案の調整業務を進めております。 新年度は、都市計画決定に向けての一連の手続き業務を推進し、住民説明会、町都市計画審議会及び県都市計画審議会の審議等を経て、県の都市計画決定を受けていきたいと考えております。 さらに、各施設計画案を基に内容の協議・調整を重ねてきました施設建築物の基本設計を進めるとともに、平成14年度の市街地再開発事業の事業認可に向けて一連の調整業務を実施たいします。また、国道58号の線形変更後における現国道の跡利用計画につきましても、道路及び駐車場等として整備する方向で関係機関との協議・調整を進めてまいります。 「IT革命」はいまや時代のキー・ワードとなりました。科学技術の目覚しい進化は、私たちの予想をはるかに越え、人類がかつて経験し得なかった急速な変革を遂げております。それだけに対応の遅れは、地域の盛衰に重大な影響を与えます。本町では早くも平成9年、「情報通信関連産業の集積」を打ち出しました。いわゆる「マルチメディア産業による頭脳立地構想」であります。その方針のもと着実に進めてまいりましたマルチメディアタウン事業計画は、国から情報通信産業振興地域指定も受け、具体的な支援策によってすでに企業進出が始まっております。イユミーバンタ地区マルチメディアセンターは、造成工事も完了しており、本年12月の完成を目指して建設工事を進め、平成14年1月からは企業配置を見込んでおります。 総合再生事業は、多くの町民の要望を受け、屋良東部地区の道の駅的施設として、多角的経営が可能な施設を提供することを視野において計画しました。新年度で用地及び物件補償を完了し、平成14年度施設完成、15年度供用開始をめどに事業を進めております。また、町民住宅につきましては、平成12年度から用地取得及び物件補償等の業務に着手しており、平成15年度中の完成に向けて引き続き鋭意努力しているところであります。 本町をとりまく状況は、依然として厳しく困難を極めております。あまりにも広大に過ぎる米軍基地の存在は、私たちのくらしや町づくりに重大な影響を与え続けてきました。日米安全保障条約に基づく地位協定によって提供させられている嘉手納基地が、SACO合意によって固定的に長期化する方向にあることは、町民にさらなる苦痛を強いる結果となります。「米軍基地はいつまでもあろうはずはないし、またあってはならない」というのが私の持論であります。すでに半世紀以上経過しました。全面返還を目標において、中、長期計画に基づいて町民が必要とする地域の返還を求め、21世紀の町づくりのビジョンを確立し、関係者の合意を得ながら跡地利用の計画を進めてまいります。平成11年度に基礎調査を終え、12年度に基本構想の策定に着手しました。平成13年度は、基地跡利用計画調査検討委員会の指導、助言を受けて基本計画に取り組みます。 航空機騒音や航空機排気ガスによる悪臭、洗機場からの洗浄水の飛沫による汚染等は断続的に発生し、私たちの日常生活の障害となっております。 このような事態を基本的に解消させることは決して容易ではありません。状況の変化を求め、ベースチェック、情報収集を繰り返し、私たちがなし得る手立てをつくして厳しく対処し、被害排除策を追求してまいります。 世紀が変わっても、我が国は相も変わらず混迷が続いております。司法、行政に対する信頼はゆらぎ、政治の腐敗は糾弾され、経済の見通しは暗く、教育は深刻な課題をかかえております。地球規模でも人口、自然、資源等人間が生きる環境についても危機に瀕していると言われております。いまこそすべての人々が連帯して考え、人類が共に生きていける道を求めていかなければならない時代となりました。すでに警告は発せられております。今手を付けなければならない課題も指摘されてきました。私たちは20世紀に体験した過酷な歴史を教訓として活かし、課題解決を求めて自らの改革を進め、次の世代に対する責任ある営為が問われております。 今議会は、新しい世紀の初議会でもあり、我が町の運営もさることながら、人類の将来についても、グローバルな視点で共に考える機会にしていただければ幸いであります。 2.都市計画・生活環境整備 都市計画・生活環境整備について申し上げます。 屋良土地区画整理事業は、事業開始からすでに22年が経過しました。都市基盤の整備と併せて、街区の再編を行い土地の有効利用の促進を目的としており、現在事業の進捗率は98.9パーセントに達し、良質で快適な住環境を地区の皆さまへ提供しております。新年度は残された問題を解決して逐次未開設道路の整備に着手し、健全な市街地環境への改善を推進してまいります。 本町の公園整備は、総合公園である兼久海浜公園をはじめ、街区公園から運動公園まで10カ所の整備を完了し、町民一人当たり18平方メートルの公園面積を提供して、町民の憩いの場、ふれあいの場及びスポーツ・レクリエーションの場として広く活用され喜ばれております。新年度は、町民待望の嘉手納運動公園屋内運動場の建築工事に着手し、早期完成を目標に、町民のスポーツ技術の向上と、スポーツ振興拠点づくりを目指します。また、各公園においては、安全、安心で快適な施設が提供できるよう機能、景観、安全対策等、施設管理の充実を図ってまいります。 道路は地域の開発と発展を促し街づくりの骨格をなす町民生活の基本施設であり、自動車交通の用に供するだけでなく、災害時の避難路や防災空間として、また、水道等ライフライン供給施設用地として重要な役割を担っております。新年度は年次計画に基づいて、地域の宅地化を促進する町道屋良・千貫田線の用地、物件等補償業務及び道路改良舗装工事を実施するとともに、町道57号線道路改良舗装工事をはじめ、町道18-1号線(仮称)の実施設計、町道35号線他の実施設計、町道48-2号線の実施設計、町道70、77号線道路整備事業等を進め、地域の生活と密着した道路の整備に努めてまいります。その他道路等の潰地買い上げにつきましても、財政的な年次計画を立てながら推進していきます。 水道は町民の日常生活に欠かすことのできない大切な施設であり、清浄にして豊富低廉な水の供給を図るためには、配水管の維持管理が極めて重要であります。新年度は、デジタルマッピングシステムを稼働する中で、業務のデジタル化を進め、迅速、かつ効率的な対応により町内全域の給・配水管の維持管理の強化に努めてまいります。また今後とも、出水不良、赤水、漏水対策及び老朽管等の布設替えを計画的に推進して有収率の向上と清浄な水の安定供給に努めてまいります。 下水道は、人口普及率、整備率とも100パーセントに近づいておりますが、一部未接続世帯が残っており、引き続き全世帯の下水道接続を目指して、普及活動に力を入れてまいります。 都市化の進展や社会情勢の変化に伴い、消防の責務はますます大きなものとなってきており、特に救急業務に対する社会的要請は質、量ともに変化、拡大してきております。今後とも教育訓練の充実、救急救命士の養成、高規格救急自動車・救急資機材の整備を図り、消防業務の充実、強化に努めてまいります。また、今日の消防・救急・予防業務等に対する住民ニーズの高度化や、複雑多様化する災害に十分に対処していくためには、小規模消防ではおのずから限界があり、消防体制の充実強化が必要との判断から、現在、読谷村、北谷町との消防一部事務組合の設立に向けた協議を進めております。 環境衛生は、町民の良好な生活環境を確保し、日常生活を快適に過ごしてもらうため、ごみ処理事業し尿処理事業環境美化事業、野犬対策及び狂犬病予防対策事業を実施してまいります。ごみ処理事業は、現在、最新の施設整備がなされている「ごみ・粗大ごみ処理施設」において効率的、衛生的に処理が行われております。平成12年度は、リサイクル法の完全実施に伴いペットボトルの分別収集を実施し、ごみの資源化と可燃ごみの減量化に努めてきました。新年度は、家電リサイクル法が新たに施行されるため、家電4品目の再資源化を重点課題として取り組んでまいります。環境美化につきましては、町婦人会の協力を得て、花・木の苗等を配布し「緑と花の街」づくりを推進します。野犬対策は、定期的に野犬捕獲を実施するとともに飼い犬の登録及び狂犬病予防接種を推進し、犬の正しい飼い方の指導に努めてまいります。 3.産業振興 産業振興について申し上げます。 地域経済の活性化を図っていくためには、既存産業である商工業、農林水産業の振興はもとより、新規産業の振興も大きな課題であります。新規産業は、限られた町域を高度利用しようと情報通信産業の誘致を積極的に推進しているところであります。 商業は相変わらず厳しい環境に置かれておりますが、新年度も小口融資資金制度や商工会への助成を継続するとともに、タウンセンター(市街地再開発地区)における核店舗等の協議を進めながら商業の活性化に努めてまいります。また、町民の融和と文化の継承発展、商業の活性化、観光の振興に連動する野國總管まつりエイサー広場等につきましても引き続き支援してまいります。 農業は、農耕地のほとんどが黙認耕作地内に集中し、諸々の制約を受けながら営まれてきました。また、就業者の高齢化、後継者問題等多くの課題にも直面しております。このような状況を改善し農家の支援を図るため、引き続き農道舗装工事等を実施するとともに優良農機具購入、農薬購入の助成事業を継続していきます。また、新しい生産技術の導入や農業団体の活性化・経営向上及び後継者の育成はどのような対策が求められるのか検討してまいります。 水産業は、今後も、後継者の育成と組織強化に努めるとともに、優良水産機具購入及び漁船燃料購入の助成事業を継続して漁民の生産基盤の安定を図ってまいります。また、慢性的な土砂堆積がみられる漁港の浚渫につきましては、泊地や航路の継続的な確保に向けて、関係機関との連絡調整を行いながら課題解決を図ってまいります。 畜産業は、周辺地域との環境の調和を図るため、悪臭防止対策の支援、指導を引き続き実施するとともに、畜産農家とも連携して環境の整備に努めてまいります。 4.町民福祉 町民福祉について申し上げます。 在宅高齢者福祉事業は、要援護老人など、老人世帯に対する生活支援サービスの提供と、高齢者の自立、生活の質の確保及びその家族の身体的精神的な負担の軽減を図るための福祉施策を中心に取り組みを進めます。 介護保険制度施行前の在宅サービスの利用者が「非該当(自立)」と判定された場合においても、介護予防・生活支援事業である生きがい活動支援通所事業軽度生活援助事業配食サービス寝具等洗濯乾燥消毒サービス緊急通報体制等整備事業及び生活支援サービスの各事業は引き続き実施してまいります。 障害者福祉は、身体障害者ホームヘルプ事業視力障害者に対するガイドヘルプ事業も導入されており、今後とも障害を持つ方及びその家庭が安心して社会活動に参加できるよう取り組んでまいります。 児童、母子、父子福祉は多様なニーズへの対応が必要とされております。子供や家庭を取り巻く環境の変化を踏まえ、安心して子供を産み育てられる環境づくりに重点を置き、保育所等の整備の推進を図るとともに地域と一体となって、家庭における子育てを支えるための諸施策を積極的に進めていきます。また、地域のニーズに応じた保育サービスの実施、さらに放課後児童健全育成事業の拡充を図るとともに、児童手当制度の周知徹底により未申請者の解消に努め、母子家庭や父子家庭等の経済的自立と生活の安定等に資するため、生活相談、指導助言などの諸施策を推進してまいります。 保健事業は、伝染病予防、老人保健、母子保健、乳幼児医療費助成、麻疹予防接種一部負担金の無料化及び精神保健福祉対策を実施し、町民の健康管理に努めます。老人保健事業における集団健診では、生活習慣病の有所見率が88パーセントと依然として高い状況にあり、疾病の早期発見、早期治療を図るため新年度も、住民集団健診時における保健婦(士)、栄養士による相談及び指導を強化し、さらに第一次予防での生活習慣病及び高齢者の寝たきりの予防に努めます。婦人ガン検診につきましては、集団検診はもとより町民が希望する日時にいつでも受診できるよう医療機関での個別検診も実施してまいります。総合福祉センター内リハビリ室では、毎週1回専門職による機能訓練、保健指導を行い、訓練参加者の交流を深める中で心のリハビリを推進するとともに、操体法指導者の養成と町民の健康管理の充実強化を図ります。また、これらの事業を推進していくことにより、高騰し続ける医療費の抑制にも努めてまいります。 母子保健は、母子保健事業推進委員会を中心にして「子供を事故及び虐待」から守るための啓発活動を推進するとともに、すくすくプラン(母子保健計画)に基づき子育て環境の整備、充実を図るための各種事業を実施してまいります。また、子育て支援センターとのタイアップにより開設している「いきいきルーム」の充実に努め、育児相談、育児指導を実施していく中で、「子供の健やかな成長を地域で支えあい、安心して子育てができるまち・嘉手納」の実現を目指します。 精神保健福祉は、町社会福祉協議会や保健所との連携を図りながら、精神療養者の社会的自立に向けて、家族会及び作業所を支援してまいります。 21世紀の我が国は世界に例を見ない少子高齢社会になると見込まれ、それに伴い、国民生活のセーフティネットである社会保障制度は、従来の枠組みでは解決できない様々な問題が生じております。こうした中でいま時代に即し、さらには将来にわたって安定的かつ効率的な社会保障制度の再構築が緊急課題として求められてきております。 昨年スタートした介護保険制度もそのひとつでありますが、本町ではこれまで「介護保険事業計画」に基づき、公平・公正な介護サービスの給付と事業の安定運営、健全化に努めてきたところであります。新年度は制度発足後1年を経過することから、この間の給付実績等を踏まえ、受給者等の実態把握に努め、より適切な介護サービスの給付とあわせて制度の安定的運営を図ってまいります。また、新年度から本格始動する介護保険事業広域連合化への動きに対しても円滑な移行に向けた取り組みを並行して進めてまいります。 国民健康保険事業及び老人医療に関する事業につきましては、医療費の適正化、保健事業の充実強化、レセプト点検等を強化しつつ国民健康保険税収納強化等を図り、財政の健全化と事業の安定運営に努めてまいります。新年度においては、平成12年度から5年計画で進めております「町民健康管理総合データバンク事業」の着実な推進と併せて、引き続き積極的に国の補助事業を導入し、新たに「国保健康づくり総合推進事業」「高齢者健康指導事業」に取り組み、24時間健康・医療相談が受けられる「健康・医療相談110番」の設置、高齢者の健康づくりに繋げる「にっこり健康づくり調査」を実施してまいります。 国民年金は、老後や障害等のもしもの時に生活を支える大切な制度であります。全ての町民が漏れなく享受できるよう、年金受給権確保に向け、町民の理解・協力を求めつつ、国民年金保険料納付指導等粘り強い取り組みを展開してまいります。 5.教育と文化の向上 教育と文化の向上について申し上げます。 本町における幼稚園・学校教育は、「知・徳・体の調和のとれた幼児児童生徒の育成」を目指し、「社会に貢献できる人材の育成と生涯学習の振興」を町の教育目標に掲げ諸教育施策を推進してきました。新年度の教育行政の推進にあたっては、「世界にはばたく人材の発信基地・嘉手納」を基本姿勢として特色ある取り組みを展開してまいります。 まず、幼稚園・学校教育の基本方針として、「学力向上対策の充実」が挙げられ、幼・小・中学校及び嘉手納高等学校嘉手納外語塾との連携及び教育委員会の主体性を発揮した町教育の活性化を目指して、取り組みの充実を図ってまいります。ついで、「幼稚園・学校教育の充実」が挙げられ、本町すべての幼稚園・学校が県、または町指定の研究校(園)の委嘱を受け、「特色ある幼稚園・学校づくり」の取り組みを推進してまいります。また、「心の教育の充実」においては人権教育を徹底するとともに、幼稚園・学校における道徳教育や家庭でのしつけ、地域における豊かな体験を通した道徳性の実践力の育成に努めてまいります。 次に、国際化や情報化に対応した「英会話教室」、「パソコン教室」をすべての幼稚園・学校で指導員を配置しながら、前年度に引き続き実践してまいります。また、「自由課題学習」や「基礎・基本を中心にした学習時間」の設定など、幼児・児童生徒一人ひとりに対応したよりきめ細かい学習指導の充実に努めます。 さらに、幼稚園・学校の「学校評議員」の設置や中学校2年生全体による職場体験活動「ふれあいチバリ・ワークディーズ」の実施など諸教育施策の積極的な推進を図ります。 青少年の健全育成は、本町の青少年センターを拠点に関係機関との連携・協力により、幼稚園・学校、家庭及び地域の健全育成活動環境浄化活動を強力に推進してまいります。特に、学校における「いじめ」「金銭恐喝」「暴力」「薬物乱用」「人権」等の問題の未然防止に努めるとともに、不登校児童生徒への対応を最重要課題とし、青少年センターとの連携指導及びカウンセリング機能を発揮した即対応体制での取り組みを強化してまいります。 家庭や地域における諸問題への対応として、夜間街頭指導や広報活動、環境浄化運動などを関係機関と連携して取り組むとともに、臨床心理士による「悩み相談教室」を各区自治会において実施し、家庭、地域の子育てや青少年問題への対応を図ってまいります。 嘉手納中学校校舎の老朽化に伴う全面改築事業は、平成12年度に実施設計を行うとともに建設工事に着手しております。新年度は、平成14年2月の新校舎完成を目指し引き続き工事を推進していくとともに、校舎の完成に併せて駐車場等の外構工事も実施してまいります。また、これまで継続して取り組んできました嘉手納小学校敷地整備事業につきましては、進捗率が64パーセントに達しており、引き続き事業を推進して平成15年度の事業完了を目指します。 生涯学習は、町民が生涯にわたり、各自の自発的意志に基づいて自分に適した手段、方法を選択し、必要とする分野の学習を行うことができるよう「いつでも、どこでも、だれでも」学べる学習機会の拡充を図るとともに、町民の生きがいづくりを支援してまいります。 生涯学習活動を促進し支援していく場として、中央公民館の果たす役割はますます重要になってきております。公民館事業を効果的に実施するため、マルチメディア機器等の活用により各種機関とのネットワーク化を図り、利用者への迅速な情報提供に努めながら、個人、団体、各種サークルの主体的な活動が展開できる学習環境づくりを進めます。各種学級・講座等は、時代の変化と町民の学習ニーズに応じてその充実、強化を図るとともに、学習を通して受講生のコミュニケーションの場を醸成し、相互の連携・連帯づくりに寄与してまいります。また、図書室の運営につきましては、引き続き蔵書や各種コーナーの充実に努め、町民の本棚として多くの皆さまに親しんでもらえる図書室づくりを進めていきます。嘉手納地区、屋良地区の両児童館は、子供たちの放課後のスポーツ活動や読書、地域とのふれ合いの場として活用されております。今後とも地域の子供たちの活動拠点として施設運営の充実に努めてまいります。 生涯スポーツは、近年のスポーツに対するニーズの増大や多様化に対応できるよう各種スポーツ教室の内容の充実に努めるとともに、現有施設の有効活用を図ってまいります。 文化の振興は、今日まで町文化協会を中心に町民文化の発表の場、創造の場が創出されてきました。今後とも文化祭をはじめ種々の文化事業を展開しながら町民文化の向上に努めてまいります。さらに新年度は、子供たちに郷土の文化をに親しむ機会を提供するとともに、日常活動の集大成として「第5回子ども芸能祭」の開催に取り組みます。 文化財に関しましては、民族資料室における展示物の拡充を図るとともに歴史文化財の説明板や標柱を設置して、郷土の文化の大切さを再認識していただける環境づくりを引き続き進め、また、埋蔵文化財の発掘調査を行いその保存、保護にも努めてまいります。 本町に関する史資料、記録を収集・整理し収録した町史は、次の世代に引き継いでいく貴重な財産であります。新年度は、戦時資料編の下巻の発刊に向けて、戦時体験談の聞き取り調査や戦時関係の資料収集、調査、整理作業を実施するとともに、戦後復興関係や自然考古関係資料の収集等の作業にも取り組んでまいります。 人材育成事業は、次代を担う優れた人材を多面的に育成するため引き続き貸与事業や助成事業を実施してまいります。また、21世紀の国際化、高度情報化時代に対応できる人材の育成を目指し、実践英語とコンピューター技能の習得を中心に授業に取り組んでいる「町立嘉手納外語塾」は、開設以来、内外からの高い評価を受けてきました。「国際性、進取の精神、社会貢献」の塾訓のもと、新年度もなお一層、教育内容及び組織運営の充実・強化に努めてまいります。 6.基地行政 基地行政について申し上げます。 嘉手納基地を取り巻く環境は依然として憂慮すべき状況にあります。昨年は年明け早々に、米空母キティホーク艦載機が大挙飛来して嘉手納基地を拠点に訓練が行われ、激しい爆音にみまわれました。また、米軍機低空飛行訓練ルート(パープル・ルート)の存在や、嘉手納弾薬庫地区への「劣化ウラン弾」の貯蔵が判明し、町民にさらなる不安を抱かせました。このような新たな事例は、基地の機能強化と被害を助長するおそれがあるため本町、沖縄市、北谷町で構成する「三連協」とともに米軍側に対して要請、抗議等を行ってきたところであり、今後とも町民の生命・財産の安全を脅かす事案に対しては「三連協」、「県軍転協」などと相連携して対処してまいります。一方、昨年は我が国において初めての地方開催となる九州・沖縄サミットが実現し、いやが上にも、基地の過重負担の問題とリンクされて、軽減への期待が取り沙汰されました。そのような中、本町は国内外の報道関係者に対して基地の実情を説明する「プレス・ツアー」コースに割り当てられ、6日間にわたり、延べ16回の説明を行ってまいりました。「プレス・ツアー」の期間中に本町を訪れた報道関係者は、海外数カ国を含め百数十名に上ります。その成果は一朝一夕に出るとは思いませんが、必ずや折に触れて、基地の整理・縮小及び返還等に関して世論を喚起する一歩につながるものと考えております。 基地からの航空機騒音については、最も深刻な問題ですが、平成12年12月現在の発生状況は、3測定地とも前年度比でわずかに減少傾向にあります。しかしながら、まだまだ地域住民の許容範囲を超えるものであり、引き続き軽減対策と深夜・早朝の発着や、住民居住地域上空の低空飛行の禁止など「航空機騒音規制措置」に盛り込まれた事項の一層の遵守を求めるとともに、海軍駐機場の早期移転、その他の基地に起因する問題の解決に向け積極的に働きかけてまいります。生活保護世帯等の住宅防音家屋に係る電気料金の一部補助や町基地対策協議会に対する補助も従来どおり講じてまいります。平和事業につきましては、引き続き児童・生徒による「平和メッセージ作品展」等の開催と、併せて県内外から本町へ視察・研修で訪れる方々が年間千名近くもいることに鑑み、「基地学習用ビデオ」を作成して活用を図り、その充実に努めてまいります。 7.執行体制と行財政の確立 執行体制と行財政の確立について申し上げます。 地方分権時代がスタートし、地方自治体には「自己決定・自己責任」の考え方のもとで、地域に合った個性ある行政施策の展開が求められるようになってきました。このような時代の変化を踏まえつつ、今後の主体的な施策の展開に向けて条例や規則の整備等を図り、新たな事務事業に取り組む体制を整えながら、これからの地方分権型社会への的確な対応に努めてまいります。 情報公開に関しましては、町例規集のデジタル化を推進するとともに、文書管理を体系化するための改善計画の策定や情報公開検討委員会の設置など、一連の準備作業に着手し、平成14年度からの制度開始を目指します。 地域情報化につきましては、平成12年度のインターネットを使った地域コミュニティ、いわゆる地域インターネット導入促進事業により、町民と行政との意見交換等をインターネット上で行う「情報交換広場」やインターネットを使った行政情報の提供など新たな情報サービスが開始されております。今後とも、構築されたシステムの活用を促進し、地域情報化の一層の進展に努めます。 住民基本台帳法の一部改正に伴う住民基本台帳ネットワークシステムの導入に関しましては、新年度から既存住基システムの改修等に着手し、全国どこででも住民票の写しの交付が受けられるシステムの構築に向けて作業を進めてまいります。 本町のまちづくりに資する人的ネットワーク形成の一環として取り組んでいる「旧県立農林学校同窓生の集い」は、過去2回開催し、参加をいただいた皆さまからも好評を得ております。この集いを契機に先輩方とのつながりも深まり、本町のまちづくりに関する貴重な提言等もいただいております。 新年度は、第3回「農林同窓生の集い」を開催し、本町に思いを寄せる先輩方を人的財産として大切にしながら、さらなるネットワークづくりに努めてまいります。 現下の地方財政は、引き続く経済不況により、地方税収入、地方交付税収入等が低迷し大幅な財源不足が生じるとともに、借り入れ残高が急増するなど、極めて厳しい状況に置かれております。新年度における本町の財政も、人件費、扶助費、公債費等の義務的経費が増加の一途をたどる中、自主財源の根幹をなす町税収入に大幅な伸びは期待できず、また、地方交付税収入も前年度比で減少が見込まれるなど、一段と厳しさを増してきております。そのような中にあって、嘉手納21世紀躍進プランをはじめとする大型プロジェクトの実施や教育、福祉の向上、まちの活性化などに向けた諸施策の推進が求められており、そのために必要な財源の確保を図っていかなければなりません。したがって、新年度も厳しい財政運営を余儀なくされるものと予想されますが、引き続き自主財源等の確保と義務的経費の抑制に最善の努力を払いつつ、財政の健全化、効率化に努めていくとともに、今後の新たな財政需要に対応できる財政の確立に向けて取り組んでまいります。 このような状況にもとづいて編成された平成13年度一般会計予算案水道事業会計予算案、4特別会計予算案は、次のとおりであります。 1.一般会計予算                                 8,508,858千円 2.国民健康保険特別会計予算                                 1,594,004千円 3.老人保健特別会計予算                                 1,210,158千円 4.介護保険特別会計予算                                  726,703千円 5.水道事業会計予算                         水道事業収益   373,675千円                          水道事業費   368,923千円                          資本的収入    1,481千円                          資本的支出   104,242千円6.下水道事業特別会計予算                                  223,190千円 以上、平成13年度の町政運営に当たり、私の施政方針と考え方を申し上げてまいりましたが、社会経済情勢の急速な変化に的確に対処しつつ、嘉手納21世紀躍進プランをはじめとする諸政策課題の推進を図り、まちの将来像である「ひと、未来かがやく交流のまち かでな」の実現に向けて全職員の英知を結集し、総力を上げて諸施策を遂行してまいります。 議員諸賢並びに町民の皆さまのご指導とご支援をお願い申し上げます。平成13年3月6日、嘉手納町長 宮城篤実。 ○議長(稲嶺盛貞君)  これをもちまして町長の施政方針を終わります。 なお、町長の施政方針に対する質疑につきましては、一般質問並びに予算審議において行います。 暫時休憩します。 △午前10時52分 休憩 △午前11時03分 再開 ○議長(稲嶺盛貞君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第3 「議案第43号:平成13年度嘉手納町一般会計予算について」を議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎総務部長(塩川勇吉君)  議案第43号 平成13年度嘉手納町一般会計予算について、概要について御説明申し上げます。 御承知のとおり我が国の経済は、非常に低迷してございます。したがって国、地方自治体の行財政運営というものが、依然として厳しい局面に立たされていることは御承知のとおりでございます。こうした状況の中で、嘉手納町の財政というものは、歳入では町税に若干の伸びがあるものの、頼りとする交付税で3,400万円余の減額が見込まれるなど一段と険しさを増しております。 一方、歳出では町民の行政に対する需要、ニーズというものは高いものがございまして、土木費、教育費では前年度よりは若干落ち込んでおりますけれども、依然として高いウエートを示しており、さらに民生費、衛生費、消防費等でかなりの伸びをみせております。それでは議案第43号について御提案申し上げます。 議案第43号 平成13年度嘉手納町一般会計予算、平成13年度嘉手納町の一般会計の予算は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算)第1条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ85億885万8,000円と定める。2 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」による。(地方債)第2条 地方自治法第230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、「第2表 地方債」による。(一時借入金)第3条 地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借入れの最高額は、5億円と定める。(歳出予算の流用)第4条 地方自治法第220条第2項ただし書の規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。(1)各項に計上した給料、職員手当及び共済費(賃金に係る共済費を除く。)に係る予算額に過不足が生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用。 平成13年3月6日提出、嘉手納町長 宮城篤実。 2ページお願いいたします。歳入について申し上げます。まず1款の町税。町税の総額は、10億4,831万2,000円でこれは構成比で12.3パーセント、前年度に比べますと1,317万7,000円の増となっております。1項町民税4億7,161万4,000円で前年度当初に比べて個人分、法人分で496万7,000円の増となっております。これは特に法人税で伸びをみせております。2項固定資産税4億4,342万1,000円で前年度当初に比べ、859万3,000円の増となっております。これは評価替えに伴う課税標準額の伸びによるものでございます。3項軽自動車税、4項町たばこ税につきましては、ほぼ前年度並みとなっております。5項特別土地保有税については、費目存置でございます。次、2款の地方譲与税。地方譲与税の総額は3,450万2,000円で構成比が0.4パーセントで、ほぼ前年度並みでございます。1項の自動車重量譲与税2,153万1,000円、それから2項地方道路譲与税につきましても、ほぼ前年度並みでございます。3款利子割交付金。利子割交付金の総額が1,193万2,000円、構成比で0.1パーセントでございますが、これは前年度の当初に比べますと209万5,000円の減となっております。それは高利6.3パーセントで預かった郵便貯金の満期が12年度で終了したことによって減が生じてございます。それから4款地方消費税交付金8,839万3,000円、構成比で1パーセント、これもほぼ前年度並みでございます。5款自動車取得税交付金1,118万8,000円、構成比が0.1パーセント、これもほぼ前年度並みでございます。6款の国有提供施設等所在市町村助成交付金。これは日本政府が米軍に施設を提供し建物を建設し、それについては税金をかけることはできません。それに対するかたちとして、こういう助成交付金として市町村におりてくる仕組みになっています。これが2億9,996万4,000円で構成比が3.5パーセント、これにつきましては、前年度並みの実績を見込んで計上してございます。 それから7款の施設等所在市町村調整交付金。これは俗に言う米軍がドル資産でつくった固定資産でございます。これが6億1,478万9,000円で構成比が7.2パーセント、これは前年度の実績と比べますと381万円の増でございます。これは前年度も申し上げましたように、実績がこの分でアップしたのは、嘉手納町だけでございます。それから8款地方特例交付金2,880万5,000円、構成比で0.4パーセント、これは前年度当初に比べますと1,183万6,000円の増となっております。これは恒久的減税による減収見込み額が増えたということでございます。9款地方交付税19億2,363万8,000円、これは歳入に占める割合が22.6パーセントで、前年度当初に比べますと3,426万5,000円の減となっております。これは先ほども申し上げましたように国の厳しい財政事情によって地方自治体に交付される交付税が減額されたことによる影響でございます。それからこの交付税の中には、特別交付税というのがございます。これにつきましては、前年度と同額を計上してございますが、この特別交付税というものは、これがずっと未来にわたって保障されているという金額ではございませんので、これにつきましては増額の獲得に向けて町長の精力的な要請行動がなお一層要求されると思います。それから10款交通安全対策特別交付金205万6,000円でほぼ前年度並みとなっております。11款分担金及び負担金3,671万5,000円で構成比率で0.5パーセント、これもほぼ前年度並みでございます。1項分担金、2項負担金についてはただいま申し上げたとおりでございます。12款使用料及び手数料7,737万円、構成比で0.9パーセント、これは前年度当初に比べますと792万8,000円の増となっております。1項の使用料のほうでだいぶ増えてございます。使用料で6,541万7,000円でございますが、前年度に比べますと765万3,000円の増となっております。増えた主な理由といたしましては、公営住宅使用料それから文化センターの使用料が増えたということが、主な要因でございます。2項につきましては、ほぼ前年度並みでございます。それから13款国庫支出金27億4,595万9,000円、これは構成比率で32.3パーセントでございますが、ここでは前年度の当初に比べますと5億7,563万5,000円の減となっております。1項国庫負担金1億5,289万5,000円でございますが、国庫負担金の分野においては、3,034万9,000円増となっております。その主な要因といたしましては、これまで児童手当は3歳未満までが児童手当の交付対象年齢でございましたけれども、これが就学前まで引き上げられたということが大きな要因でございます。それから2項国庫補助金25億7,098万2,000円で前年度に比べますと6億983万2,000円の減となっております。ここでは嘉手納運動公園の工事、公営住宅の家賃対策補助金、未買収道路用地取得事業、嘉手納中学校内のLANの整備補助金、総合再生事業の補助金、市街地再開発事業の補助金、それから消防の高規格救急車購入補助金等々で12億4,000万円余の増をみておりますけれども、逆に企業誘致促進事業の補助金、いわゆるマルチメディアセンター建設、それから同備品購入こういったものが前年度に比べますと減になっております。約18億円減になっております。それから3項委託金2,208万2,000円で前年度に比べますと384万2,000円の増となっております。増えた要因といたしましては、本年度は参議院議員の選挙、それから国民保険料収納特別対策事務交付金というものが新たに入ってきまして、これだけの増になってございます。 14款県支出金は1億5,397万3,000円、構成比で1.8パーセントとなっており、これは前年度の当初に比べますと1,902万9,000円の増となっております。1項県負担金6,541万9,000円で、前年度の当初に比べますと898万3,000円の増になっております。これは主な原因といたしましては、先ほど申し上げました国の国庫負担金と同様に、児童手当の負担金、対象年齢の引き上げによって、898万3,000円の増になってございます。それから2項県補助金、ここでも当初は7,567万8,000円でございますが、前年に比べますとここで2,293万円の増になっております。ここでは地積調査管理事業補助金、それから介護予防、生活支援事業補助金、地域子育て支援センター補助金、それから乳児医療費補助金、さらに情報通信技術講習推進事業補助金、こういったものによって増になっております。それから3項委託金1,287万6,000円で、当初に比べますと1,288万4,000円の減になっております。その要因といたしましては、5年に1回行われる国勢調査、それから県議会議員の選挙委託金こういったものが終了したことによる減でございます。15款財産収入3億9,142万9,000円で構成比率で4.6パーセント、前年度の当初に比べますと767万3,000円の増になっております。1項財産運用収入、ここで増えた要因はいわゆる提供公有財産、軍用地料等の値上がりによって700万円余の増となっております。16款寄附金、これは前年度並みでございます。17款繰入金1億8,851万7,000円で、構成比率が2.2パーセント、前年度で比較いたしますと7,886万5,000円の減となっております。これは歳出予算の減少に伴って財源不足というものが減ったということでございます。繰り入れは財政調整積立基金から繰り入れする予定をしております。それから18款繰越金4,000万円で、前年度並みを予定してございます。19款諸収入6,041万5,000円、構成比率で0.7パーセント、前年度と比較して427万4,000円の減となっております。減になった主な要因といたしましては、1項、2項、3項ございますけれども、この4項の雑入で340万5,000円の減になっておりますが、防音事業関連維持費助成事業というのがございまして、幼稚園とか小学校とか中学校等は校舎建設をいたしますと、その光熱費につきましては、防衛施設庁のほうから補助金がございます。ところが現在、嘉手納中学校の改築工事が進められておりまして、そういったことが要因となって減となっております。 20款町債7億4,890万円、構成比で8.8パーセント、前年度に比べましてここでは2億6,738万円の増となっております。増えた大きな要因といたしましては、今年は嘉手納運動公園の屋内運動場が予定されておりまして、ここで3億円、それから嘉手納中学校の建設で1億6,330万円、さらに米軍基地所在市町村活性化事業、こういったものなどで2億8,560万円を予定してございます。歳入合計いたしまして、85億885万8,000円でございまして、前年度と比べまして3億6,589万円の減、率にいたしますと4.1パーセントの減になっております。 次、6ページ歳出にまいります。1款1項議会費1億2,947万8,000円、構成比率で1.5パーセントが、ここでは199万4,000円の増となっております。増えた主な理由といたしましては、議員の県外視察、費用弁償の増でございます。2款総務費10億199万6,000円、構成比率で11.8パーセント、ここでは7,950万7,000円の増となっております。1項総務管理費、ここのほうでだいぶ増えてございまして、7億8,049万円で前年度に比べますと7,569万8,000円の増となっております。その増えた理由といたしましては、庁舎のOA化に向けたフロアの工事であるとか、東地区地内の公共駐車場の工事、あるいは中央区コミュニティーセンターの厨房等の増改築、そして南区コミュニティーセンターの多目的広場の整備、それから農林同窓生の集い、住民基本台帳ネットワークシステム、全国から住民票が受け取れるような、そういったシステムの開発経費、そういったものが主な増になった要因でございます。2項徴税費1億3,235万1,000円、前年度に比べますと2,001万8,000円の増となっております。これは地積調査管理事業の委託料、そして土地鑑定料の事業が入ったということで、その分の増になってございます。3項戸籍住民基本台帳費6,417万8,000円で前年度に比べますと384万円の増になっております。ここでは人事異動に伴っての人件費等の増によるものでございます。4項の選挙費2,144万5,000円、これは前年に比べますと1,278万5,000円の減になってございます。理由といたしましては、衆議院、県議会、さらには町議会議員選挙が終了したことによるものでございます。5項統計調査費103万2,000円、前回と比べますと656万2,000円の減となっております。先ほど申し上げましたように国勢調査の終了によるものでございます。6項監査委員費250万円。前年度に比べますと70万2,000円の減でございます。3款民生費10億8,269万7,000円、構成比率で12.7パーセント、前年度当初に比べますと7,361万2,000円の増となっております。1項の社会福祉費6億8,849万8,000円で前年度の当初に比べて4,125万6,000円の増となっております。増えた主な理由といたしましては、ここでは介護保険特別会計へ4,099万3,000円の増ということで、そういたしますとこの介護保険特別会計繰出金といたしまして、総額で1億6,323万2,000円、それから国保会計へ2億5,808万9,000円こういうものが一般会計のほうから流れているということでございます。2項児童福祉費3億9,328万3,000円で前年度当初比べますと3,235万6,000円の増になってございます。これは先ほど申し上げましたいわゆる児童手当の年齢の引き上げ、こういったものが大きな要因となってございます。3項、4項につきましては、説明を省略させていただきます。4款衛生費5億1,206万8,000円、構成比率で6.4パーセント、ここでも6,274万6,000円の増となっております。1項保健衛生費2億454万2,000円でこれは前年度に比べますと1,796万1,000円の増になっております。老人保健特別会計の繰出金、あるいは乳幼児医療費助成金、これが主な増えた要因でございます。特にその老人保健特別会計には、総額で6,035万2,000円を繰り出しております。2項清掃費3億752万6,000円でここでも4,478万5,000円の増になっております。ここではごみ分別収集体制の変更に伴う賃金として160万5,000円、あるいは比謝川行政組合の運営費、建設費負担金、そして同じく特別負担金これは組合建設にかかる元利償還金でございますが、こういったものが増えた要因となっております。 5款労働費589万8,000円でほぼ前年度並みとなってございます。6款農林水産業費3,828万9,000円で構成比率が0.5パーセント、ここでは437万4,000円の増となっております。1項農業費3,310万8,000円でこれは前年度に比べますと305万円の増となっております。これは職員の人事異動によって人件費が増えたということが主な理由でございます。2項につきましては説明を省略させていただきます。2項、3項につきましては前年度並みでございます。7款商工費9,346万2,000円で構成比率が1.1パーセント、ここでも457万7,000円の増となっておりますが、主な理由といたしましては、人事異動によって人件費等の増によるものでございます。8款土木費29億9,541万1,000円となっております。構成比率が35.2パーセントで、この分野ではトータルいたしますと4億3,553万3,000円の減となっております。1項土木管理費1億3,974万6,000円で、前年度と比べますと2,953万3,000円の増になっております。これは町道73号線、樹木の剪定あるいは霊園管理台帳作成委託料、それから屋良城址公園、さらには児童公園の剪定委託料こういったものが主な増の要因となっております。2項道路橋りょう費5億9,387万7,000円となっておりまして、前年度の当初に比べますと5,978万8,000円の増になっております。その理由といたしましては、未買収道路用地の取得事業にかかる公有財産購入それから町道48-2号線ほか9路線の実施設計、分筆等の委託料、それから屋良・千貫田線の改良舗装工事等ほか7路線にかかるこういったものは増えておりますが、逆に町道70号線ほか3件にかかる公有財産の購入費、こういったものの減によってこのようなかたちになっております。それから3項都市計画費21億8,103万8,000円で当初予算に比べますと4億5,969万円の減になっております。その減になった主な理由といたしましては、嘉手納運動公園の用地取得事業の完了に伴う公有財産購入費、それからマルチメディアセンターの建設工事、それに伴う備品購入費これが主な減になったことでございます。それにかわりまして、運動公園の整備事業、嘉手納タウンセンターの調査設計等委託料、マルチメディア推進事業の外溝工事、総合再生事業である屋良東部地区の開発造成工事、さらには同用地取得費、町民住宅建設用地取得費、物件補償費こういったものが新たな増となって現れてきております。次に、4項下水道費4,836万2,000円でこれはそのままそっくり下水道特別会計への繰り出しとなっております。5項住宅費3,238万8,000円で、当初に比べますとここで6,019万2,000円の減になっております。減になった理由といたしましては、水釜団地の外溝工事、同駐車場の工事、あるいは仮住居補償費といったものが終了したことによる減でございます。9款消防費2億7,392万9,000円の予算となっておりまして、構成比が3.2パーセント、前年度の当初に比べますと3,187万4,000円の増となっております。ここでは高規格救急車購入費さらには救急救命士の養成を行うための九州県外旅費さらに負担金、こういったものでこのようなかたちとなって増になっています。 10款教育費19億3,977万9,000円、構成比率で22.8パーセント、前年度の当初に比べますと1億9,688万2,000円の減となっております。1項教育総務費1億2,283万8,000円で前年度の当初に比べますと539万2,000円の減になっております。ここでの主な理由といたしましては、パソコン指導員委託料の各学校への組み替え等による減が主な理由でございます。2項小学校費2億598万9,000円で前年度に比べますと1,048万1,000円の減になっております。減の理由といたしましては、屋良小学校の運動場の整備工事、これが終了したということでございます。ここで新たに屋良小学校の防球ネット工事であるとか、そういうものが入ってまいります。3項中学校費11億3,043万2,000円で前年度に比べますと1億9,513万4,000円の減になっております。理由といたしましては、校舎建築が始まっておりますけれども、こういったもので1億2,151万4,000円、あるいは仮校舎建設の借料で1,721万円こういったものが減ったということが主な理由となっております。それから4項幼稚園費6,944万8,000円、前年度当初と比べますと252万円の減になっております。減った理由といたしましては、嘉手納幼稚園の園舎の修繕工事が終わったということでございます。5項社会教育費2億6,031万3,000円で、前年度に比べますとこれは1,194万8,000円の増になっています。増えた理由といたしましては、嘉手納文化センターのケーブル取り替え工事、あるいは中央公民館における賃金職員の問題、それから青少年センターの移設にかかる修繕料、備品購入費等、こういったものが増えた要因となっております。それから6項保健体育費1億5,075万9,000円でここでは469万7,000円の増になっております。増えた理由といたしましては、中頭体協の事務局が本町に設置されると、それに伴っての賃金であります。それから体育施設管理料、それから備品購入ではサッカーボールとかそういったもので469万7,000円の増となっております。11款災害復旧費につきましては、省略させていただきます。12款公債費4億1,584万3,000円、構成比率で4.9パーセントです。これは前年度の当初に比べますと865万6,000円の増となっております。増えた理由といたしましては、元金の増、それから利子の減との差額でございます。13款諸支出金、それから14款の予備費につきましては、説明を省略させていただきます。締めまして、歳出合計85億885万8,000円、前年度当初に比べますと3億6,508万9,000円で4.1パーセントの減になっております。 9ページ、地方債でございます。この第2表にございますように、起債を起こす目的というのが、米軍基地所在市町村活性化特別事業債、以下、事業名が載ってございます。そして限度額が7億4,890万円となっております。起債の方法、利率、償還の方法につきましては、ここに記載されているとおりでございます。以上で説明を終わらせていただきます。 ○議長(稲嶺盛貞君)  これで提案理由の説明を終わります。 質疑を保留します。 日程第4 「議案第32号:嘉手納町給与支給条例の一部を改正する条例について」を議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎総務部長(塩川勇吉君)  議案第32号 嘉手納町給与支給条例の一部を改正する条例について御提案申し上げます。 ここでは先ほど一般会計でも申し上げましたように、非常に国、地方の財政状況が厳しいと、そういう状況の中で地方交付税もカットされると、そういう事態が生じているわけでございます。そういう状況の中でも町民の行政に対するニーズは高いものがある。このようなことから私ども役場の内部でも出張旅費であるとか、あるいは需用費であるとか、あるいは食糧費であるとか、そういった問題につきまして、あらゆる分野において無駄を省く、経費の節減、合理化、そういったものを進めてきておりまして、今日徐々に効果を上げつつあります。このたびの支給条例の改正というのは、部長クラスの管理職手当でございます。ただいま申し上げましたように今日の厳しい財政状況の折りではございます。したがって、管理職手当の見直しを図りながらこれを町民福祉の向上につなげていきたいということからの提案でございます。そういうことでここの支給条例の一部を次のように改正する中で、「100分の13」というものを、「100分の12」に改めていきたいとこのように思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(稲嶺盛貞君)  これから質疑を行います。 質疑ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「質疑なし」と認めます。 ただいま議題となっております議案第32号は、会議規則第39条第2項の規定によって、委員会の付託を省略したいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって議案第32号については、委員会の付託を省略することに決定しました。 委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 討論ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「討論なし」と認めます。 これから「議案第32号:嘉手納町給与支給条例の一部を改正する条例について」を採決します。 お諮りします。 本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって「議案第32号:嘉手納町給与支給条例の一部を改正する条例について」は、原案のとおり可決されました。 暫時休憩します。 △午前11時46分 休憩 △午前11時48分 再開 ○議長(稲嶺盛貞君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第5 「議案第33号:嘉手納町営体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について」を議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  議案第33号 嘉手納町営体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、概略御説明申し上げます。 兼久の総合運動場における照明設備が設置されることに伴いまして18時以降の使用料及び夜間照明料金を設置するとともに、陸上競技場の使用料に個人使用料を設定してございます。なお、総合運動場につきましては、18時以降の使用料をソフトボール場に準じて、町内1,000円、町外が3,000円、午前、午後、夜間の全面の使用料を町内2,000円、町外6,000円でお願いいたしたいと考えております。また、陸上競技場につきましては、新たに個人使用料を設定しておりますが、町内の方は免除で町外の小・中・高50円、一般100円を設定しております。その他各施設とも字句の整理をして、文言の統一をしての提案でございますが、先ほど訂正されました料金については現行のままでございます。なお、条例集の1869の3ページから1869を御参照いただきまして、よろしく御審議をお願いいたします。 ○議長(稲嶺盛貞君)  これから質疑を行います。 18番 田仲康栄君。
    ◆18番(田仲康栄君)  いまの課長の説明で各体育施設の改定だということですけれども、陸上競技場の個人使用料が新たに付け加えられたわけですけれども、この件について町内は免除ですけれども、町外についていずれも小・中・高校生あるいは大学生、一般と分けているわけですけれども、実際にこの額というのは、ほかの市町村でもこういうふうなかたちでやっているのかですね。 それと小・中・高校生のこれまで従来の利用率、どういうふうなかたちで町外の子どもたちが利用されているのか。できれば一番新しいので数も含めてちょっとお聞きをしたいと思います。 ○議長(稲嶺盛貞君)  答弁を求めます。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  陸上競技場の町内、町外の児童の使用状況ということでありますが、町内の児童は現年度1月までの平成12年度の数字でいきますと、約4,500名、それから町外が700名の利用がございます。 ほかの市町村の状況は、特に個人使用料ということでの設定はされてないようであります。北谷町、沖縄市では、団体で2,500円に5,000円。 ◆18番(田仲康栄君)  いま、北谷町と沖縄市のものを答弁されたわけですけれども、なぜよそのほうも団体だけしかやっていないのに、個人使用料をわざわざ設定しなければいけないというそもそもの理由はどういうところから出てきたんですか。ちょっとその辺をお聞きしたいと思います。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  他市町村の皆さんとの設定でございますけれども、他市町村の利用者のほとんどがトラックを使用している競技者でありまして、町民と競合して使用する場面等がございますので、町民の皆さん方が思うように使用できるような環境に近づけたということでレベルアップも考えて、ある程度の負担をしていただこうということで町内の皆さんのための施設という考えで設定をしてございます。 ○議長(稲嶺盛貞君)  ほかに質疑ありませんか。 11番 金城利幸君。 ◆11番(金城利幸君)  ちょっと確認をさせて下さい。1ページの下から4行目、(2)時間延長、1時間につき使用料の2割という表現がありますが、これは確認ですけれども、200円じゃなかったかなあというふうに思います。それが1つと。 それと3ページの野球場設備使用料ですね。そこのシャワーというところがありますが、そこのほうにシャワー、1人1回につき50円と記されておりますけれども、これも20円というのが前回の数字じゃなかったかなあと思いますので、確認の意味でちょっとお尋ねいたします。 ○議長(稲嶺盛貞君)  答弁を求めます。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  備考の1時間につき使用料が前は200円でした。これを2割に訂正してございますが、これは1,000円に対するということで200円でしたが、これは使用料の、この金額をどんどん改定していくよりは、2割のほうに設定をして、改定を毎回提案するということはやらないでおこうと。 それからシャワーの料金でございますけれども、今回陸上競技場を前回は100円でしたが、勤労体育センターのほうもいろいろ全体のシャワーを考えて、全体を50円にしていって使っていただきますよということで、町内の全施設のシャワーについては50円でお願いしますということでございます。 ○議長(稲嶺盛貞君)  13番 中川京貴君。 ◆13番(中川京貴君)  陸上競技場についてなんですけれども、使用料が町内は免除ということで大変喜んでおります。町外については、それをどの辺で確認を取るのか。例えば住所が嘉手納町にある方々だけが町内なのかですね。事情があって読谷村や北谷町に住んでいる方々で、嘉手納町で仕事をしている方々、その方々は町外扱いなのか。 それと1回につき50円、100円ということでありますけれども、その都度、現金受け渡しをそこでやるのか。そしてまた団体の皆さん方は月極で契約すると思うんですが、1週間に一度ジョギングをしたいなあという方々が来た場合には、その都度現金を払うのか。その確認は誰がするのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(稲嶺盛貞君)  答弁を求めます。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  まず徴収の方法でございますけれども、現在、陸上競技場のほうに施設管理者がおりますので、その方を利用して徴収してもらうと。振り込み等を考えておりまして、この徴収方法については販売機でやるものとかございますけれども、これは金がかかると。町内、町外の徴収の方法でございますが、町内の区分については、一応現状のところ、町外の方が利用する場合にいくらという条例がございますと、言葉が悪いですが無料で使用してそのまま入るということに良心の呵責が起きるんじゃないかなあということで、その良心に任すと。町内の皆さんの範ちゅうとしては、町内に住民票を有している方ということでしていきたいなあと考えております。 ○議長(稲嶺盛貞君)  ほかに質疑ありませんか。 12番 奧間常明君。 ◆12番(奧間常明君)  1点だけお伺いいたします。 今回、条例改正の主な原因になっている照明灯の設置で、ある程度の受益者負担もいたしかたないものだと思っております。そこで今回の条例の改正に伴って、過去の実績をひとつたたき台にしてもらって、この財政負担についても、この財政負担の減、もちろんこれは歳入が増になるということを根拠としておりますけれども、だいたいいくらぐらい見込まれているのか。答弁をお願いいたします。 ○議長(稲嶺盛貞君)  答弁を求めます。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  ソフトボール場のほうで現在、施設使用料として30万円余り年間収入が入っておりますので、その約1.5というか、50万円近く入るのかなあと。あと人数については、ソフトボール場のほうが約6,000名の利用がございますので、そのものについてのものは平成12年度は芝張りとかいろいろナイター設備の工事とかで入りませんでしたけれども、目安として約1万名の皆さんが使っていただけるんじゃないかと考えております。予算措置はいま、されておりません。 ○議長(稲嶺盛貞君)  ほかに質疑ありませんか。 15番 伊礼政吉君。 ◆15番(伊礼政吉君)  5番目の陸上競技場についてですけれども、これは町内、小・中・高校生・大学生・一般と免除になっておりますけれども、例えば県内代表の皆さん方、その皆さん方が使う時に、免除はできないのかですね。その辺のところをちょっとお伺いしたいと思います。といいますのは、例えば読谷村の代表であれば全天候型はないですよね。どうしても全国に行く時には、全天候型でやりますので、そういう皆さん方は免除できないのか。 ○議長(稲嶺盛貞君)  答弁を求めます。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  この件については、いま検討されておりません。これからの検討事項としてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(稲嶺盛貞君)  ほかに質疑ありませんか。 9番 伊波義勝君。 ◆9番(伊波義勝君)  総合運動場について、ひとつ確認をお願いします。これは町内にはちびっこ野球とか、少年サッカーとかがあると思いますけれども、これは専用使用の場合に限っておりますので、それは該当しないということで受け取ってよろしいですか。ちびっこ野球なんかも料金は取るわけですか。 ○議長(稲嶺盛貞君)  答弁を求めます。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  一応、条例によりましてはそのようになりますが、あと細かい規則に基づいてそれを受けて、そういった学校教育とか、そういったものに関連するものについては、免除の対象にしていきたいということで、改定を考えております。 ○議長(稲嶺盛貞君)  ほかに質疑ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第33号は、会議規則第39条第2項の規定によって、委員会の付託を省略したいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって議案第33号については、委員会の付託を省略することに決定しました。 委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 討論ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「討論なし」と認めます。 これから「議案第33号:嘉手納町営体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について」を採決します。 お諮りします。 本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって「議案第33号:嘉手納町営体育施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について」は、原案のとおり可決されました。 暫時休憩します。 △午後0時07分 休憩 △午後1時30分 再開 ○議長(稲嶺盛貞君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第6 「議案第35号:嘉手納町青少年センター設置条例の一部を改正する条例について」を議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎学校教育課長(照喜名朝則君)  それでは議案第35号の提案理由を述べていきます。 本件は例規集の3573の4ページを参照して下さい。嘉手納町青少年センターは、平成3年10月に旧消防署跡の一角に設置されました。業務として青少年の健全育成等における教育相談活動を展開してまいりましたが、センター内での相談活動にはスペースが狭いということがあり、スーパーバイズと専門的な相談活動ができる場所の確保が必要とされてきました。幸いに今回、旧法務局跡への移設が持ちかけられ、早速その手配をし、周辺の草花、樹木等の整備や室内の点検を行った結果、青少年センターとしてのハード面の条件を備えているとの結論に達し、議案のとおり第2条の表中「嘉手納町字嘉手納707番地」を「嘉手納町字嘉手納567番地」に改める旨の提案でございます。よろしくお願いします。 ○議長(稲嶺盛貞君)  これから質疑を行います。 18番 田仲康栄君。 ◆18番(田仲康栄君)  場所の移転ということなんですけれども、将来、国道58号線の通過場所とのからみが出てくると思うんですけれども、これはしばらくの間、この場所でやるということですか。もし仮にそこで線形の設置との関係で、今後その青少年センターというのは独立した場所を設置をしてつくる計画なのかどうか。それとも従来のような間借りみたいなかたちでやっていかれるつもりなのか。その辺をちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(稲嶺盛貞君)  答弁を求めます。 ◎学校教育課長(照喜名朝則君)  移設においては2カ年から3年というかたちでの移設の条件をいま、突きつけられておりますけれども、その後については検討しておりません。 ○議長(稲嶺盛貞君)  ほかに質疑ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第35号は、会議規則第39条第2項の規定によって、委員会の付託を省略したいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって議案第35号については、委員会の付託を省略することに決定しました。 委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 討論ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「討論なし」と認めます。 これから「議案第35号:嘉手納町青少年センター設置条例の一部を改正する条例について」を採決します。 お諮りします。 本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって「議案第35号:嘉手納町青少年センター設置条例の一部を改正する条例について」は、原案のとおり可決されました。 日程第7 「議案第36号:嘉手納勤労者体育センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について」を議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  議案第36号を御提案申し上げます。 嘉手納勤労者体育センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、概略説明申し上げます。 県内で体育館を擁する勤労者体育センターが10カ所ございますが、本町を除いた市町村が有料化されております。併せて町内の各公共施設との均衡を図っていきたいということと、維持管理の面等も検討し、今回新たに使用料を設定していくための改正であります。 第8条、第9条で使用料、使用料の減免の条文を規定してございますが、別表のように個人で使用する場合、勤労者50円、その他100円、団体で勤労者500円、その他で1,000円ということで設定してございますので、よろしくお願いします。 なお、条例集の3579ページを御参照いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(稲嶺盛貞君)  これから質疑を行います。 18番 田仲康栄君。 ◆18番(田仲康栄君)  表の中に個人と団体があって、勤労者とその他に分かれているんですけれども、ここでいうその他というのはどういう階層を検討されているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 それと従来、ここの勤労者センターというのは、育成会とか関連の子どもたちなんかも使われていたんですけれども、子どもたちが使う場合に、例えば別の規則で免除をするとか、そういうふうなことも検討されているのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(稲嶺盛貞君)  答弁を求めます。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  まず勤労者とその他という区分でございますが、勤労者福祉施設は中小企業を中心とする勤労者の皆さんの福祉増進を目的としておりますので、まず勤労者、一般にいう勤労者を対象と考えております。それ以外はみんなその他ということで規定をしてございます。それでなお、子ども会とかあるいは学校の部活いろいろ、たまにどうしても勤労者体育センターを使っていただくということも大いにありますので、その場合については福祉教育の面から規則において免除ということで考えております。 ○議長(稲嶺盛貞君)  14番 金城 明君。 ◆14番(金城明君)  1点確認をしたいと思いますけれども、今回の改正で新しく加える9条、いわゆる使用料の減免ですけれども、ここでは委員会はというふうになっておりますけれども、委員会の誰に減免の決定権があるのか。教育委員会で話し合って減免の決定がされるのか。あるいは担当課長なのかですね。対処がどういうふうになるのか、その辺をひとつ明確にしていただきたい。 ○議長(稲嶺盛貞君)  答弁を求めます。 ◎生涯学習課長(渡久地通昭君)  条例の中では、教育委員会(以下「委員会」)ということで、委員会は教育委員会ということでなっておりますが、教育委員会の場合の中では教育長がいろいろ判断をしていただくと。その場合に規則等の決裁区分のところで、現在のところ部長のほうでそういった減免等についても決裁をしていただくということで、実質的には部長のほうで判断をしていただくということになろうかと思います。 ○議長(稲嶺盛貞君)  ほかに質疑ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第36号は、会議規則第39条第2項の規定によって、委員会の付託を省略したいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって議案第36号については、委員会の付託を省略することに決定しました。 委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 討論ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「討論なし」と認めます。 これから「議案第36号:嘉手納勤労者体育センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について」を採決します。 お諮りします。 本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって「議案第36号:嘉手納勤労者体育センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について」は、原案のとおり可決されました。 日程第8 「議案第37号:嘉手納町営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例について」を議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎都市建設課長(金城良市君)  議案第37号 嘉手納町営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例について、これにつきましては、例規集の3款、5641ページでございます。提案理由の主な内容について、御説明をいたします。 公営住宅法の一部が改正され、常時の介護を要する老人、身体障害者であっても居宅において、必要な介護を受ける者については、単身入居が可能な者については、できる限りその入居資格が認められるよう明確にされたものでございます。また、施行令の改正に伴い、施行令引用条例も改める必要がございますので、今回の条例の一部改正となっております。 では、条例の要点を御説明いたします。第6条関係につきまして、条項の改めでございます。あと、その6条に次の2項を加えるということで、新しく出てきております。2項につきましては、その介護を要する者につきまして、面接をさせたりその調査をするということが、新しく盛り込まれております。3項につきましては、その入居させるために、町長におきましては、関係部局に意見を求めたりそういうことで一応、入居を許可することができるということが、主な改定内容でございます。附則、この条例は平成13年4月1日から施行する。 ○議長(稲嶺盛貞君)  これから質疑を行います。 質疑ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「質疑なし」と認めます。 ただいま議題となっております議案第37号は、会議規則第39条第2項の規定によって、委員会の付託を省略したいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって議案第37号については、委員会の付託を省略することに決定しました。 委員会の付託を省略します。 これから討論を行います。 討論ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「討論なし」と認めます。 これから「議案第37号:嘉手納町営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例について」を採決します。 お諮りします。 本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって「議案第37号:嘉手納町営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例について」は、原案のとおり可決されました。 日程第9 「議案第34号:嘉手納町立幼稚園入園料及び保育料徴収条例の一部を改正する条例について」を議題とします。 本案について提案理由の説明を求めます。 ◎学校教育課長(照喜名朝則君)  それでは議案第34号について、御説明申し上げます。 本件は例規集の3413ページを参照して下さい。幼稚園の徴収条例は、平成4年4月に改正され9年を経過することもあり、改正について慎重に審議してまいりました。今回の幼稚園の入園料と保育料を見直すにあたり、1つ、本町の幼稚園教育の現状。2つ、受益者負担としての幼稚園費。3つ、近隣市町村の実情の3点を照らし合わせて検討いたしました。その結果、入園料と保育料、月額それぞれ1,000円を増額し、入園料3,500円、保育料月額3,000円とすることが適当であるとの結論を得て、幼稚園費の徴収条例の一部改正を提案するものでございます。附則 この条例は、平成13年4月1日から施行する。よろしくお願いします。 ○議長(稲嶺盛貞君)  これから質疑を行います。 18番 田仲康栄君。 ◆18番(田仲康栄君)  いま、課長から説明があったんですけれども、この条例改正については、当該委員会におろす予定ではあるんですけれども、基本的な部分だけちょっとお聞きをしていきたいと思います。 第1点は、今回の引き上げの理由をいま3つ一応説明しているわけですけれども、いわゆる平成4年に改正してもう9年経っているのでというその現状認識の問題と、それから受益者負担、近隣市町村との比較というものが唯一、引き上げの根拠になっているんですけれども、いずれにしてもこれだけで足りるのかなあという率直な感じはします。それで上げ幅等々についても、入園料が約40パーセント、それから保育料が現行が2,000円ですので、結局、50パーセントアップですか。上げ幅等々についても、かなり一気にどうも近隣市町村との間の比較をしているみたいですけれども、ほんとにこれでその引き上げの根拠として、取り上げられるかどうかという面ですね。実際の根拠というのは、ほかにはなかったのかなあという感じがするんですけれども、その辺についてどう考えられるのか。なぜそういうふうに申し上げるかというと、いろいろいま、少子化傾向が非常に強くなってきていて、とりわけ幼稚園教育については、いま私立のその年齢までやっている保育所関係も相当増えてきて、町立で預けられるというのも社会的には困難なところも一部あるかと思うんですけれども、その辺のことも踏まえて、なぜいまその引き上げをしなくちゃいかんのか。それをひとつお聞きをしたいというのと。 それから、もし仮にこの上げ幅でやった場合に、この平成13年度の例えば入園されてくる子どもたちの人数をどれぐらいみているのか。そしてそれに必要な歳入の予定額というのは、どれぐらいまでみているのか。その額をちょっと教えて下さい。 ○議長(稲嶺盛貞君)  答弁を求めます。 ◎学校教育課長(照喜名朝則君)  1点目ですけれども、昨今の幼稚園ということで受益者負担のこともありますけれども、そういったことを計算してみますと、本町では約4パーセントが受益者負担のかたちになっております。そういった財政の見直し等も入れながらのものでありますけれども、さらにまた今回、上げ幅をやる時に考えたのは、やはり近隣市町村とも比較をするけれども、やはりまた近隣市町村並みにして、上げ幅を大きくやるとかではなくて、やはり近隣市町村においても、さらに上げても低価格のような査定をしてやるということを話し合いをして決定をいたしておるわけでございます。 そして、幼稚園の入園ということで、平成13年度ですけれども、おっしゃるとおり、少子化の傾向がありまして、屋良幼稚園が30名、嘉手納幼稚園が75名で105名ということになっております。つまり屋良幼稚園は1学級減になっていきます。 それから値上げしない場合の財源ですけれども、値上げしない場合には278万2,000円ということで、自主財源としては受益者負担としては4パーセントになっております。値上げした場合には、414万7,500円ということで、5.97パーセントの受益者負担ということになっております。増額した場合には、136万5,000円の増ということになっております。 ◆18番(田仲康栄君)  細かい部分については、委員会で審議されると思うんですけれども、私いま、資料も見たんですけれども、この資料を見ますと確かに嘉手納町のほうは、ここに出ている市町村の比較でいいますと、一番安いわけです。これをどう見るのかというのがひとつ判断だと思うんです。やはり行政の基本というのは、あくまでも町民の利益になるように、もっと嘉手納町によその区域からも、嘉手納町は幼稚園の入園料も保育料も安いので向こうで子どもを育ててみようじゃないかというふうな、そういうふうなことをむしろやって、嘉手納町のほうに移ってくるような場面も、積極的に私はつくるべきじゃないかなあと。そういう意味では、なぜこういうふうなかたちで近隣市町村だけに目が奪われて、本来のそこに住んでいる町民の皆さん方の利益になるような行政にもっと目を向けないのかと。率直に言いますと、そういう感じがしてならないんです。ですから先ほどの値上げの理由にしても、正直言いまして、当然その受益者負担というのは一定程度やらなくてはいけないというのは、私も了解しますけれども、ただしかし近隣市町村とのバランスを見て上げるということになると、これは非常に町民の間から批判されざるをえないと思うんです。だとするとこの上げ幅の問題と、それから行政の基本的な姿勢の問題、それと先ほど課長の説明では、引き上げした場合に414万円ですよね。この程度の額でしたら、むしろ私は別の財源のほうで確保してやってその幼稚園教育をもっともっと充実させる、内容面でもですね。これは先ほどの午前中の町長の施政方針の中でも、幼稚園教育についての思い入れというのがいろいろ出されていますので、むしろそういったところを強めていくというのが、私は行政側の本分じゃなかろうかなあというふうに思うんですけれども、その辺については、どうでしょうか。課長でそういった施策上のものまで答弁するというのは大変だと思うんですけれども、部長かあるいは町長あたり、ひとつ答弁していただけませんか。 ◎教育長(伊波勝雄君)  私のほうでお答えします。 幼稚園教育は、全県で一番充実しているだろうと、私は自負しております。議員の先生方も近隣の幼稚園の保育の状況と、本町の保育の状況を御覧になっていただきたいと。町長が言われておりますように、我々は「国際化、情報化に対応する、世界に羽ばたく人材の発信基地かでな」ということで幼小中の教育の充実を図っております。したがって、幼稚園教育におきましても、平成10年度から国際化に対応する英会話教室、情報化に対応するパソコン教室と、これは全国でも幼稚園から英語教育とパソコン教育を取り入れるというのが、本町が最初であろうかと思います。そういう点でますます充実するために、やはり応分の負担は保護者の皆さんが負担をして、よりそういう財政面でまたほかの地域にはない幼稚園教育の充実策ということで、これは打ち出しているのは御承知かと思います。そういう諸々の条件も含めまして、例えばパソコンにしても屋良小学校、屋良幼稚園にはパソコン6台入れてあるんです。そして子どもたちは毎週週1時間パソコン指導員の下に、パソコンの技能面も向上し、子どもたちは去年からパソコンでもって幼稚園生が年賀状も送っているという。そういう実績等もございます。したがって、我々はこれだけの値幅ではありますけれども、より充実した幼稚園教育の充実策というかたちで、これだけの負担はぜひ、保護者の皆さまにご負担をお願いしたいというふうな提案でございます。 ○議長(稲嶺盛貞君)  ほかに質疑ありませんか。     (「進行」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第34号は、文教厚生常任委員会に付託することにしたいと思います。 御異議ありませんか。     (「異議なし」という声あり) ○議長(稲嶺盛貞君)  「異議なし」と認めます。 したがって議案第34号は、文教厚生常任委員会に付託することに決定しました。 以上で、本日の日程は、全部終了いたしました。 本日は、これにて散会いたします。 △午後1時59分 散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 嘉手納町議会議長 稲嶺盛貞 嘉手納町議会議員 仲本博重 嘉手納町議会議員 知念 隆...